「佐野元春」
あれは、中学1年の夏。
親戚の人から貰った1本のカセットテープ。
直筆で「MOTOHARU SANO NoDamege」と書いてあった。
ベスト盤だった。
すんなりと自分の耳に入ってきた。
学校の行き帰りの電車の中、ウォークマンで何度も聞いた。
掲載されてる雑誌を隈無く読んだ。
たくさんの事を教わった。
学校の先生や親よりも、言っている事がリアルだった。
ボブ・ディランもブルース・スプリングスティーンもニール・ヤングも佐野さんに教えてもらった。
S君って言う同級生に「ナポレオンフィシュと泳ぐ日」ってアルバムを薦めたら、はっぴいえんどや大瀧泳一のソロアルバムを貸してくれた。
中学2年の夏だった。
あれから20年は経ったか。
昨日、横浜BLITZに佐野元春を観に行った。
2年前に出た「Coyote」ってアルバムのツアー2日目。
ずっとこころのアイドルだったのに、ワンマンライブは観た事がなかった。
アルバムの曲順通りに進んでいくライブ。
ロックもフォークもブルースもソウルも全てが熟して発酵されたミュージックが流れていた。
何度も目を閉じて聞いた。
何度もあの頃が蘇った。
俺の周りのミュージシャンで佐野元春をリスペクトする人は少ない。
ちょと色物に捉えられているのか?
佐野さんが言ってた言葉。
「オーディエンスには喜んでもらえ、同業者には盗んでもらえ」
いまだ、俺のこころにはリアルに響く。
ライブ本編ラスト2曲の時。
ピアノを弾きながら、「コヨーテ、海へ」を演奏し始めた。
目指せよ、海へ
目指せよ、海へ
ここから先は勝利ある
勝利あるのみ
Show Real
日本の音楽シーンで様々な革命を起こした男。
ビデオクリップを日本人アーティストとして初めて制作したり、インターネットと音楽の融合を90年初頭からアクションしてきた男。
その人が「これ以上のテクノロジーの進歩や様々な凶悪犯罪はうんざりだ。海を目指せ」と歌う。
青い海の様にライトアップされたステージを観ていて俺は・・・
ありがとうの気持ちしかなっかた。
まだまだやれそうだ。
あなたのロックンロールスピリットをしっかり受け継ぎながら、引き継いで行きます。
♪Sweet Soul Blue Beat・・・
2009-07-06 16:08:54|投稿者 : 上野 誠